協会とは?その特徴、メリット、株式会社との違いを解説

協会とはどういったものかをこの記事では端的にまとめました。

協会の基礎知識や設立の流れまで、より詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
協会とは?特徴から設立の流れまでを協会の専門家が解説!

協会とは

協会とは、ある目的のためにみんなで協力し合って達成させていく団体のことです。

ある目的とは、理念のことです。理念とは、理事長さんの世界観のことです。
理事長さんが理想とする社会はどんな世界なのか?協会は、理事長さんが描く思いをカタチにする団体になります。

また、協会は会員さんたちが中心になって活動をして、協会の理念を実現する団体を理想とします。
会社は、社員が働いて利益を追求する活動をします。いっぽう協会は、スタッフではなく、会員さんが協力し合って活動し、協会の理念を追求していきます。つまり、世の中を良くする活動を行います。ここに会社と協会の大きな違いがあります。

協会は団体や組織を表します。したがい、法人にしなくても協会を設立させることができます。「〇〇協会をつくりました」と言えば、協会を立ち上げたことになります。任意団体と言います。『〇〇協会』というのは屋号(正しくは称号)になります。

協会には、いくつかのスタイルがあります。

まず、業界団体や組合のような協会があります。業界団体は、おもに業界やサービスの普及を目的とします。組合は、健康保険のような従業員や会員の待遇改善や互助会などを目的とします。ここでは業界団体や組合に加入し、会費を払います。費を集めて協会を運営していきます。

また、資格講座や検定試験を提供し、合格者には認定資格を発行する協会があります。専門的な知識やスキルを獲得して、仕事に生かします。受講料がおもな収益になります。

他にも、愛好者のコミュニティのような協会、研究を目的とした学会のような協会、企業内起業の社会貢献を目的とする協会など、さまざまなスタイルの協会があります。